歯科医院と大学病院でおこなうインプラント治療に違いはあるのか

インプラント治療を受けられる場所には、歯科医院と大学病院があります。どちらで受けたらいいのか、迷っている方もおられるかもしれません。ここでは、歯科医院と大学病院でおこなうインプラント治療の違いや、それぞれのメリットについてまとめました。

歯科医院を選ぶメリット

予約方法

インプラント治療で歯科医院を選ぶメリットの1つは、大学病院と比べて診療の予約が取りやすいことです。大学病院は基本的には教育機関であるため、日曜・祝日・振替休日、年末年始などは休診日にしているところがほとんどですが、歯科医院の場合は、土日・祝日、夜間診療を行っているところも少なくありません。予約方法も、歯科医院は事前の電話予約に対応しているところがほとんどで、中にはWEB予約やLINE予約などインターネット予約ができるところもあります。

設備

設備に関しては、施設ごとに状況が異なります。全体的には大学病院よりも設備の充実度では劣る歯科医院ですが、歯科医院によっては、大学病院とも遜色ない設備を備えているところもあります。歯科医院でインプラント治療を受ける場合は、正確な診断や治療を受けるため、医院ごとに設備環境をチェックする必要があるでしょう。

費用

インプラント治療の費用の目安は、歯科医院の場合、全国的に1本あたり「約30～50万円」、大学病院は「約40～50万円が相場です。全体的には、歯科医院の方が費用が安くなる傾向にあります。また、大学病院でインプラントを受ける場合は、治療費とは別に「保険外併用療養費(選定療養)」を3,300円～5,050円程度負担しなければなりませんが、歯科医院ではこの負担はありません。

大学病院を選ぶメリット

予約方法

大学病院でインプラント治療を受ける場合は、かかりつけの歯科医院から紹介状をもらい、医療機関を通じて診療予約の申し込みを行うパターンがほとんどです。患者さんがダイレクトに予約を申し込むことができないケースが多いので、歯科医院と比べて手間はかかりますが、自分と大学病院の間に歯科医院が入ってくれるので、安心感があります。

設備

ケースバイケースではありますが、全体的に見て、医療設備や機器に関しては、歯科医院と比べると大学病院の方が充実している傾向にあります。インプラントに必要な治療器具はもちろん、麻酔の設備・器具、オペ室や入院設備、高齢者の方でも安心して通院できるバリアフリーが整備されているところがほとんどです。

費用

大学病院のインプラント治療にかかる費用は全国平均で1本あたり「約40～50万円」が相場です。歯科医院と比べて費用は高くなる傾向にあり、治療費とは別に「保険外併用療養費(選定療養)の負担もありますが、施術費用自体が大きく異なることはありません。

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