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インプラントを考えている人に向けて、インプラント手術で起こりうるリスクや手術の際に注意したいことについてまとめました。
インプラントは、あごの骨にインプラント体を埋め込み、失ってしまった歯の代わりに噛めるようにする手術です。
そのため、インプラント体を埋め込む箇所の見極めが大切。インプラント体を上あごにインプラントを埋め込む時には、上顎洞と呼ばれる頭蓋骨の空洞部分を避けて埋め込まなければいけません。
下あごの時には、オトガイ孔と、神経と血管が通っている部分を避けて、あごの骨に埋め込む必要があります。
もし、万が一、神経や血管を傷つけてしまうと、神経麻痺になる可能性があります。その他、骨の空洞部分まで突き抜けてしまうと炎症を引き起こすケースも報告されています。
インプラント手術を受ける際にもっとも注意すべきなのは、医師の腕を見極めることです。インプラント手術を受ける時にしっかりと、インプラントの挿入部位やリスクについての説明があるかを確認しましょう。
技術や経験があり、信頼できると感じた歯科医から手術を受けるようにしましょう。
インプラントは、インプラント体のチタンとあごの骨がしっかりとくっつくことによって、噛めるようになります。
インプラント体が定着しない理由は、喫煙や、菌の感染など多岐にわたりますが、不安定な状態の際に、大きな力がインプラント体にかかることなども、あげられます。
インプラント手術を行っている歯科クリニックの中には、インプラント手術後に保証を行っているところもあります。
インプラントが定着しない理由は、多くあることから、万が一の場合にも、対応してくれる歯科クリニックを選ぶことが重要だといえるでしょう。
インプラントは人工物ですが、周りの歯茎ががプラーク(歯垢)により炎症を起こし、インプラント周囲炎を引き起こす可能性があります。
インプラント周囲炎は、歯周病と同じ症状を引き起こします。周りの骨が少しずつ溶けていき、やがてインプラントが露出。インプラントが抜け落ちてしまうこともあります。
インプラントは、天然の歯と同じように、自宅での歯磨きが大切です。また、毎日の歯磨きでも取り切れなかったプラーク(歯垢)を定期的に取り除くことも大切です。
インプラントを埋め込んだ後には、数ヶ月に1回の歯科医院でプラーク(歯垢)をとることもインプラントを長く使い続けられます。
また、インプラントの手術を受ける前からメンテナンスについての説明のある歯科クリニックを選ぶことも、インプラントの欠落を避ける方法のひとつだといえるでしょう。
長谷川歯科医院
※治療費は歯1本あたりの金額です
TEL:0798-67-8660
ヒロデンタルクリニック
※治療費は歯1本あたりの金額です
TEL:0798-65-8888
むらまつ歯科
※治療費は歯1本あたりの金額です
TEL:0798-38-4443
・インプラント治療とは、歯周病等が原因で歯を失った場合に行われ、あご骨にインプラント体を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法のことです。
・費用相場:インプラントは基本的には自由診療です。費用相場は「精密検査・受診料金」が約15,000~50,000円。「インプラント外科手術費用」が約100,000~385,000円。「人工歯の費用」約100,000~150,000円です。
・治療期間:インプラントの一般的な治療期間は、骨量が十分にある場合は約3~6ヵ月。骨量が少ない場合は、骨造成を手術前に行う必要があるため、さらに3~9カ月ほど必要になります。
・副作用・リスク:インプラント治療のリスクは、金属アレルギーの恐れおよび合併症があります。合併症はインプラント周囲炎、上部構造のトラブル、上顎洞炎(副鼻腔炎)、神経麻痺(下歯槽神経麻痺など)、インプラントの上顎洞内迷入などで、特に感染が問題になっています。
・インプラント治療で使用されるインプラント器具の中には、厚生労働省・未承認の器具を用いる場合があります。それぞれのクリニックによって使用される器具は異なりますので、詳細は医師に直接ご確認をお願いします。