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ザイゴマインプラント
サイゴマインプラントは、骨が薄くてもインプラント治療が可能な手術です。歯槽骨や顎骨ではなく、頬骨にインプラント体を埋めて結合します。ここでは、サイゴマインプラントの特徴やメリット・デメリット、治療の流れをまとめました。
ザイゴマインプラントとは
ザイゴママインプラントは、骨が薄くなった部分にインプラントを入れる場合に適用される術式です。歯槽骨や顎骨に人工歯根を埋入する通常の方法とは異なり、頬骨に埋め込むという特殊なインプラントであり、1998年にブローネマルク氏が考案し商品化されました。特殊なインプラント治療のため、導入している歯科医院はまだまだ少なく、施術には歯科医師の専門的な技量が求められます。しかし、上顎の骨がほとんどなくてもインプラント体の埋入を可能になるため、メリットの大きい治療法と言えるでしょう。
ザイゴマインプラントに向いている人
ザイゴマインプラントは、上顎の骨が少なくインプラントが埋入できない方に適した治療法です。歯を失ったまま放置していたり、歯周病が進行している場合は骨量が少なくなり、インプラント体を骨と結合させるための土台を得ることができません。そのような場合に有効な治療法となるのがザイゴマインプラントです。ザイゴマインプラントなら、骨の移植を必要としないため、手術は基本的に1回でOK、短期間でお口の機能を回復させることができます。
ザイゴマインプラントのメリットは？
インプラントを固定しやすい
ザイゴマインプラントは上顎のインプラントに適用される術式です。インプラント体は「頬骨」に埋め込みますが、頬骨は顎骨より骨吸収が起きにくく、硬く安定しているため、インプラント体を固定しやすいのがメリットです。
骨の移植を行わない
ザイゴマインプラントは、上顎の骨が少ない方に適用できる治療法ですが、インプラント体を頬骨に埋入する術式のため、骨移植の必要はありません。骨再生手術の過程が省略され、手術も基本的に1回で済み、スピーディーにインプラント治療を行うことができます。
手術当日から審美性や機能が回復する
ザイゴマインプラントでは、インプラント体埋入の手術を行った当日に、被せ物の装着を行います。そのため手術の当日から審美性(見た目)を取り戻し、噛んだり、話したり、お口の機能も回復します。
ザイゴマインプラントのデメリットは？
手術時間が長い
ザイゴマインプラントは硬い頬骨に手術を行うため、通常の顎の骨にインプラントを入れる手術と比べて、手術時間は長くなります。治療の難易度も高く、手術が行える歯科医院も多くありません。
治療費が高い
ザイゴマインプラントは、治療の難易度が高く、手術時間も長く、特殊なインプラントを必要とする術式です。そのため治療費は通常のインプラントより高くなります。もちろん健康保険は適用されません。
ザイゴマインプラントの治療の流れ
- 頬骨へのインプラント体の埋め込み
- インプラント体の結合
- 被せ物を装着
- 手術当日から審美性&機能回復
骨移植を必要としないザイゴマインプラントでは、顎の骨が少ない方でも、インプラントを即日機能させることができます。手術時間は長いですが、手術回数は基本的に1回です。
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インプラント治療医院を選ぶ際にチェックするとよい医師の専門性、設備の充実、治療費の掲載に該当する西宮市の歯科クリニックをピックアップ。ここでは国際的なインプラント資格であるICOI・ISOI・日本口腔インプラント学会のいずれかを保有していることを「医師の専門性」の基準としています。
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■インプラント治療とは：歯周病等が原因で歯を失った場合に行われ、あご骨にインプラント体を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法のことです。インプラントの治療法は様々な種類があり、当サイトで紹介している治療法はあくまでも一例になります。口腔の状況によって治療方法も大きく変わるため、治療前に必ず担当医師にご相談をお願いします。
■費用相場と治療期間：インプラントは基本的には自由診療です。費用相場は「精密検査・受診料金」が約15,000～50,000円。「インプラント外科手術費用」が約100,000～385,000円。「人工歯の費用」約100,000～150,000円です。また、インプラントの一般的な治療期間は、骨量が十分にある場合は約3～6ヵ月。骨量が少ない場合は、骨造成を手術前に行う必要があるため、さらに3～9カ月ほど必要になります。
1人ひとりの症状や、クリニックの方針などにより、費用や期間は異なります。詳細は各クリニックに直接お問い合わせください。
■副作用・リスク：インプラント治療のリスクは、金属アレルギーの恐れおよび合併症があります。合併症はインプラント周囲炎、上部構造のトラブル、上顎洞炎（副鼻腔炎）、神経麻痺（下歯槽神経麻痺など）、インプラントの上顎洞内迷入などで、特に感染が問題になっています。不安な点については各クリニックに直接ご相談ください。
■未承認医療機器について：インプラント治療で使用されるインプラント器具の中には、厚生労働省未承認の器具を用いる場合があります。入手経路、国内承認医薬品の有無、安全性に関する情報などは、治療に使用する器具やインプラント、それぞれのクリニックによってによって異なりますので、詳細は医師に直接ご確認をお願いします。
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